なんでサブスクを使わない人がいるんだろう?
映像でも音楽でも、アドビとかもサブスクリプションが広まってきている昨今な訳ですが。サブスクに対してなんか拒否感すんごい人っているじゃないですか。親の仇みたいに絶対に使わないって、聞いてもいないのに宣言する人いるじゃないですか。
とりあえず音楽のサブスクに関して話を進めましょうか。私なんかはどう考えても使わないことが考えられないくらいに素晴らしいと、日々ありがたく聴きまくっているわけですけど、「聴きたい音楽は買うから」とか「聴きたい音楽がないから」とか言って使わない人も日本にはまだまだ多いですよね。
まず「聴きたい音楽がない」パターンですけど、ちょっと5000万曲あって聴きたい曲がないとか「音楽の趣味が狭すぎる」って言ってるようなものなので、そんな堂々と言うことでもないんじゃないかって思うんですよ。
もちろん音楽の趣味が狭いことは悪いことじゃないです。ただ自分がターゲットから外れているサービスに対して、サービスごと否定するような言動はしなくてもいいんじゃないかと思うわけです。
もしかしたら、めちゃくちゃ音楽を聴いているけど、たまたま聴いているアーティストがピンポイントでサブスクに出していない人ばかりというケースもあるのかもしれない。
確かに日本のメジャーアーティストでも、まだまだサブスクに出してくれてない人も多いことは多いですよ。でも例えば日本の歴代売上枚数TOP10の中の6人はサブスクでもう聴けるんですよ。4人だけなんですよ、聴けないのは(B'z、サザン、ラルク、ZARD)。
追記:2019.12.11
ラルクが解禁されました
サブスクがダメな人って音楽そのものが好きなんじゃなくて、その曲を演ってる人が好きってパターンなんだろうと思うんですよね。音楽好きだったら、誰がとか関係なくいい音楽を探して、世間的な人気がどうとか関係なく一人で盛り上がるはずだもん。
「聴きたい音楽は買う」パターンも、結局演ってる人が好きってところに落ち着くのかもしれないんだけど。ただなんで聴きたい音楽があらかじめ分かっているのかってところをツッコミたいわけですよ。
聴きたい音楽を、聴きたくなる為には、どこかでその音楽を知る必要があるわけでしょう? 口コミ、ネット、テレビ、ラジオとか、カラオケとかあるかもしれないけど、サブスクとかも、そういう用途に最高のサービスじゃないですか??
気になるのが、購入厨という言葉は使いたくないんだけど、まぁそういう系統の人は、なんかサブスクユーザーを見下してる感があるんですよね。アーティストにろくに還元することなく、貪っている、さもしいとか言ってくるんです。
なんに言ってんだって話ですよ。
だいたいサブスクで音楽聴く人は、全く買わなくなるわけではないんですよ。気に入った曲はやっぱりCD買ったりハイレゾ買ったりするんですよ。最初の導線としてサブスクってのはすごく優秀なんですよ。なんたってフル尺で聴けるので。
CD買って還元される数百円なんて、サブスクで数百回聴いたら、同じなんですよ。そして長い間、曲とともに歩めば、いつかはCD購入を超えるんです。サブスクによってやっと商業音楽は「買ってもらうための音楽」から「聴いてもらうための音楽」になれるんですよ。
結局ね、こういってはなんだけど今での人生で培ってきた習慣を変えることができないだけなんじゃないかって。それをあれこれ理由をつけて、新しいものに対応できない自分を正当化して納得しているだけなんじゃないかって思うんですよ。
絶対にCDでしか買わない、CDでしか聴かないって言ってる人にもさ。生まれた瞬間からサブスクを与えたら、そんな風に絶対に育たないと思うんですよ。絶対に育たない。レコードがいいとか、CDがいいとか、そういうのは単にそれで育ったからそう思うのであって、どの時代に生まれたとしても、その人に絶対に生じる思考ではないはずなんだよ。
だから、もっと柔軟にね、新しいものが出てきたら、完全に乗り換えるんじゃなくても、ちょっとずつでも、どんなもんかと関心を持って、挑戦する姿勢を示して欲しいんだよね。私はね、変化を怖がってる人にムカついてるんだよ。