【2021】 グンゼ in.Tの撥水モデルで汗染みを回避する
[グンゼ] クルーネックTシャツ(撥水) YV2633 Tシャツ専用 in.T(インティー) メンズ クリアベージュ M
最近の日本の気候は春が一瞬で終わり、あっという間に夏がやってきます。夏といえば汗、汗といえば汗染みです。私は結構な汗っかきなので、真夏ともなれば家を出て駅に着くまでには服は汗だらけになります。びちゃびちゃです。
もう21世紀なんだから水分を含んだくらいで変色しない生地は作れないのかと憤りもするんですが、出てこないものは仕方ありません。なんとか今現在で使える方法で対処するしかありませね。
一般的な汗染み対策
インナー を着る
一般的に汗染み回避法としては「中にインナーを着る」という対処方法が言われます。しかし、この方法はそんなに汗をかかない人向けなのだと思います。中に一枚着たくらいではあっという間に貫通して外に染み出します。
速乾をうたったインナーシャツは多いですが、あれって持続的な大量発汗を想定してない気がするんですよね。一時的に大量発汗があったとしても、発汗してないタイミングで乾かすイメージで。ただ世の中には持続的な大量発汗という場面があるんですよ、そうなると飽和してもうお手上げです。ユニクロのエアリズムとかは、そんなに汗をかかない人向けですよね。
ただ汗染みを気にしなければモンベルのジオラインが優秀です。持続的な大量発汗でもどんどん乾かしていきます。汗がどこかに消えていきます。ただ外側の服にも汗を逃していくので汗染みは出ちゃうんですが、肌をドライに保ちたいケースにおいてはジオラインが最高と申し上げておきます。
目立たない色を着る
次に「汗染みが目立たない色を着る」という対処方法があります。黒、白、ネイビーなどですね。逆に淡い色、グレーなんかは汗染みの王様くらいに色が変わります。
個人的には一番目立たないのは黒だと思うんですが、夏には視覚的に暑苦しい、そして長時間着ていると白く塩をふくという問題があります。この白くなっちゃう問題、コットンとか化繊とか素材によっても違うと思うんですが、経験則ではコットンはまぁ白くなりますね。清潔感のかけらもない状態になってしまいます。
で、白い服は透け問題が発生しますし、ネイビーはいうほど汗染みが目立たないってこともありません。わりと分かります。
汗染み対策された服を着る
ナノ・ユニバースのアンチ・ソーキッドシリーズなど、汗染み対策を全面に打ち出した服があります。実際に効果も高いようです、お値段もちょっとしますけど。
原理としては表面に撥水加工をすることで、中から染み出してくる汗を弾いて表面に染みさせないという仕組みです。最近では、ナノ・ユニバース以外からも同様の仕組みなTシャツが売ってたりします。こないだホームセンターのコーナンでも売っていました。ただこれらも手持ちのお気に入りの服が着れないという問題は残ります。
GUNZEのin.Tシリーズ
in.TはTシャツ用のインナーとして数年前から発売されているシリーズです。曰く、
「これ一枚で汗のシミ、べたつき、ニオイ、肌の透けなどのTシャツスタイルの悩みを解決。」
いろいろモデルが出ているんですが、今年から「汗ジミ対応in.T」というのが出たんですね。これが先にナノ・ユニバースでも説明した撥水加工をしたモデルなんです。
表面に撥水加工したインナーというのはグンゼではたぶん最上位のSEEKシリーズではあったと思うんですが、今年からin.Tでも採用されました。他社製品で撥水加工されたインナーを探してみるとレディースでは結構あるんですが、メンズではあまりないんですよね、男性は汗染みをあまり気にしないんでしょうか? 少し不思議です。
実際の効果
袖付きのモデルと、袖なしのモデルを買って試しました。結論からいえばかなり優秀です。相当に優秀と言えるかもしれません。このin.Tに肌が覆われている部分は、ほぼ汗染みを完封してくれます。
かなりの持続発汗で背中の肌面などはビッチャビチャというような状況でも、外側に着た淡いブルーのTシャツは色の変化はありません。素肌に直接淡いブルーのシャツなんか着たら、それはもうひどいことになっていたでしょう。
背中がビッチャビチャになるような状況でも、時間と共にそれなりに乾いていきます。ジオラインよりは遅いですが、エアリズムよりは速い感じです。
個人的に思った弱点
脇パッドが付いてはいますが面積的に大きくないので、脇の汗染みが完封できないことがあります。その割に脇のフィット感はかなりタイトなので、着ていて窮屈感があります。
GUNZEのインナーはサイズ感がかなりタイトです。ユニクロで買ってるサイズよりも1サイズ上げた方がいいかもしれません。私は最初Lを買って、結局LLを書い直しました。
袖付きモデルは肩に汗をかく場合はいいかもしれませんが、肩周りの可動がかなり窮屈です。動きやすさを優先する場合は、袖なしのスリーブレスモデルを選んだ方がいいでしょう。
またインナーシャツ全般そうなんですが、首回りが大きく開いています。つまりこの部分は汗染みが防止できません。外に襟付きのシャツとか着てる場合は、襟が汗染みだらけになることは防げません。大前提がTシャツ用のインナーなので仕方ありませんが。
また撥水加工というのは「圧に弱い」という弱点があります。先ほど背中がビッチャビチャでも汗染みしなかったと言いましたが、リュックなどを背負ってる場合は、リュックの圧で染みてくる可能性があります。そこの検証もしたかったんですが、後日追記します。
また撥水加工は洗濯回数とともに効果が薄れていきます。どのくらい持続するのかは今シーズン着回して検証していきたいと思います。
まとめ
汗対策をうたっているインナーシャツは各社いろいろ書いましたが、いまいち完璧な商品がありませんでした。そこに登場したin.Tの撥水モデルはかなりバランスがよくオススメできる製品です。夏の汗染みにお悩みの方は試してみてください。
(in.Tにはいろんなモデルがあるので間違えずに撥水モデルを選んでくださいね)