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YouTube Musicの頑張ってほしいところを語る(ダメ出し)

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YouTube Premiumと同時にYouTube MusicとYouTube Music Premiumという音楽聴き放題サービスが始まって、もう10日くらい経った。もともとApple Musicユーザーという事もあるのだが、すでにほとんど使っていない。

 

今日はネタも思いつかなかったので、YouTube Musicに頑張って欲しい部分を書いていこうと思う。なお、YouTube MusicとYouTube Music Premiumで書き分けるのが激しく面倒なので、すべてYouTube Musicと表記させて頂く。

 

ジャンルページがない

YouTube Musicにはジャンルページがない。クラシックとか、ジャズとか、歌謡曲とか、アニメとか、サウンドトラックとか、まぁそういったジャンル別の曲が集まったページがない。

 

リアルのCDショップを思い浮かべて欲しい。ジャンル別でコーナーがわかれていないショップがあるだろうか? 書店を思い浮かべて欲しい。ジャンルでわかれていない書店があるだろうか? コンビニを思い浮かべて欲しい。弁当が弁当コーナーで独立していないコンビニがあるだろうか?

 

個人的にはジャンルページがないのは致命的だと思うのだが、Google Play Musicでもなかったりするので、あくまでGoogleはキュレーションで音楽を聴かせたいらしい。いやでも、それだと未知の新しい分野に踏み出せなくない?

 

ランキングがない

どこを探しても今のところランキングがないらしい。音楽といえば、ランキング、チャートとは無縁でいられない存在のように思うのだが、あくまでもGoogleは周りでの人気とかどうでもいいらしい。

 

ホットリストというはあるのだが、これはランキングとは違って、単に推したい動画が出てくるだけのようだ。

 

ユーザー動画が出てくる

裏でContent IDで権利処理はしているとしても(処理済みかどうかはYouTube Music上ではわからないけど)、有料で提供するサービスに権利者が正規ルートでアップしたわけでないコンテンツが表示されるのはいかがなものだろうか?

 

ユーザー動画で懸念するのは、権利者が品質の責任を負ってないことである。Content IDは単に一致したことを検出しているので、ユーザーが低ビットレートのクソなファイルで上げていようと、高いビットレートでアップしようと、全く関係なく、単に曲が一致としか判定しない。

 

だから権利者に金が回っていようが、ユーザー体験としてはクソみたいな品質のコンテンツを見せられている可能性があるわけで、けしからんという話にしかならない。

 

ついでに言うと、アーティストページの動画欄に音ゲーのプレイ動画が表示されていたのを目撃した時は衝撃で意識を失いかけるところだったよ。

 

プレイリストに音楽と動画が混ざる

もともと動画で音楽を聴かせるカルチャーとも言えるYouTubeとしては、ごくごく当然なのかもしれない。だがしかし。

 

音だけの音楽商品と、映像にくっつける用の音では、うーんなんというか、仕上げが異なるというか、音量レベルが違ってたりするわけで、そういうのを音量補正無しに混ぜるのは、何も考えてない証拠ではないか。

 

Apple Musicでもミュージックビデオは出しているけれども、公式のビデオプレイリストはビデオだけにしてるし、音と動画をごちゃ混ぜにすることは絶対にしてないと思う。

 

歌詞で検索できるらしいが歌詞は表示できない

なんか歌詞で検索できるらしい。そんなニュースを見たし、実際に検索してみると出てきたり出てこなかったりする。それはいいとして、そんな機能があるにも関わらず、歌詞の表示機能はないのである。どんなギャグだ。

 

無料版アプリではバックグラウンド再生ができない

音楽サービスでバックグランド再生を捨てるという判断はありなのだろうか。当然、有料版に加入させるためのマイナスは実装しないといけないのはわかる。ただ音楽アプリとして、そのマイナス部分の選定にバックグラウンド再生を選ぶかね・・・?

 

同じく無料版を用意しているSpotifyは「シャッフル再生しかできない」という方式を採用している。これはユーザーに微妙なストレスを与えつつも、未知なる音楽に触れる機会を与えてもいるので、うまい仕組みだと思う。Spotifyは音楽に愛がある。

 

無料版のカタログ曲数が極端に少ない

有料版と無料版とで相当にカタログ曲数に差がある。無料版はアマゾンプライムミュージックより少ないのではないだろうか。

 

Spotifyは有料版も無料版も同じカタログ曲数である。

 

Spotifyの無料版を使ってみるとわかるが、そんなに広告が売れてなさそうという印象がある。それでも有料版と同じ曲数を提供してくれている。それを見ているからこそ、広告の権化みたいなYouTubeの規模感があっても、この曲数しか無料で出さないのかという絶望を感じてしまうのだ。要はケチくささにドン引き。

 

個人の感想として

Googleって音楽が好きだから、そのサービスのための技術開発をするんじゃなくて、なん新しい技術ができたから、それが使えるものを単に当てはめていくみたいな印象があって、どうもサービス対象に愛が感じられない会社だなぁと昔から思っている。

 

とりあえずYouTube Musicは、有料でも無料でも先行した聴き放題サービスと比較して、全く後発の強みを出せていないダメダメサービスだと思います。YouTubeすぎるんだね、全体的に。それが音楽にとってベストなのかって部分を考えてみて欲しい。たぶん、考えないだろうけど。

 

そんなに音楽聴かない人にとってはまぁ使えなくもないとは思いますよ