Googleが描く未来地図はいかに
3ヶ月も毎日書いていると書くネタにも困らずにサクサク書けるようになってくるんですけどね、それでもネタに困る日というのはあったりします。野球が無い日はネタがなくなるので困っちゃいますね。
そんな中、Googleさんがネタを提供して下さいました。
Googleマップがゼンリンとの契約を終了して独自データに切り替えたらしいという情報です。切り替えて「さすがGoogle!」というクオリティになっていれば良かったんですけど、天下のGoogleといえども地図という分野に関しては、ちょっと見通しが甘かったのか、なかなかの面白クオリティでの立ち上げとなってしまったようです。
ゼンリンの方は株価ストップ安だったそうですけど、これむしろゼンリンの地図の価値が一気に周知されてる感じがするので、すぐ反発するんじゃないでしょうか。株とか詳しくないのでトンチンカンなこと言ってるかもしれませんけど。
ゼンリンって人海戦術で地図を作り上げているじゃないですか。私もね、地図ってのは足で稼ぐもんだと思ってるんですよ。一度だけゼンリンの人が回っているのを目撃したことあるんですけど。
おばちゃんが「地図のゼンリンでぇーーす!!」という感じで「私、怪しいものじゃありません」みたいなテンションで私の横を通り過ぎていきました。地図の企業とはいえ、一般企業ですから、地図を作るにはいろんな困難があるんだと思います。大変だなって思いました。
でも、そういう苦労をしているからこそ、細かい部分まで作り込まれた地図ができるのだと思うわけです。なので、ちょっとGoogleさんはマンパワーというのを甘く見すぎているのか、日本の街並みのゴチャゴチャっぷりを分かっていないのか、なんでこんな判断しちゃったのか不思議に思います。
でもね、私、意地が悪いから、むしろ全部分かってて、わざとクオリティを落としたんじゃないかとも思うんですよ。Googleにとって日本という国、国民、市場は今後、重視するに全く値しないと判断されたのではないかと。金にならんと思われたのではないかと。見限られたのではないかと。
だったらライセンス料かかる他社地図は不採用、機械学習でチープな地図を作ったら、あとは知らんぷりみたいな?
「日本の皆さん、ここからGoogleさんが怒涛の技術力でクオリティ上げてくると思うでしょ? 残念、他の国に注力します、ニッポンオワコンね!」
そのくらいの立場に追いやられてても不思議ではない気がするんすよね、今の日本って。なんとなく日本人はまだ根拠のない自信に満ち溢れている気がしますけど、結構ヤバいんじゃないかって。でも上がり目がないですよね、現状。
と、Google日本を見限った説なんか考えてみましたけど地図に関しては、私はもともとAppleのマップを使っていたので、あまり影響ないんですよね。Appleのも最初はひどかったですけど、今は普通ですよ。macOSアプリもあるし。
Appleって会社は、まだ日本各地にダイレクトに顔を付き合わしてモノ買ったり、文句言ったりする場所があるじゃないですか。でもGoogleってそういう場所が日本にないじゃないですか。モノもサービスもGoogleの人間の顔が見えないというか。見せるつもりもないというか。そういう姿勢が、どうも昔から好きじゃないんですよね。サービスは立ち上げたと思ったら、すぐに終了するし。
というわけでGoogleはどうも技術に長けてるけど、人心の掌握には長けてないと思うんです。技術力がズバ抜けているから、結果として掌握しているような状態にはなりますけど、なんだろうな、カリスマ的な魅力が皆無というか。
ニーズに合わせて技術を開発するというか、技術ができたからニーズを当てはめるみたいな感じがするんですよね。だから、なんかどのサービスも微妙にズレてる気がするんです、個人的な感触としてはですけど。
というわけでGoogle嫌いという話でした、また明日!