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成人式だったので1998年を何も見ないで思い出してみる

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今日は成人式でしたよね。そんな彼らが生まれたのは1998年のことです。というわけで、1998年のことを可能な限り思い出してみたいと思います。

 

まず1998年といえば個人的に絶対に外せないニュースは、なんといっても横浜ベイスターズの38年ぶりのリーグ優勝&日本一でしょう。前年の2位からの優勝。あの時の横浜の熱狂といったら、今のベイスターズも人気はありますが、比較にならないんじゃないでしょうか。横浜スタジアムが唸りを上げていました。

 

横浜そごうには大魔神社なんかも作られましたよね。もう、何もかもが懐かしい話です。あれから20年、まさか1回のリーグ優勝も果たせないことになるとは、当時は夢にも思いませんでした。数年は強い状態かなと思っていたのに。

 

コンピュータの世界にも大きな動きがあった年でした。まずWindows98がリリースされていますね。95くらいから、まぁ使えなくもないくらいのレベルになっていたと思いますが、一般に大きく普及したのはこのWindows98くらいからじゃないでしょうか。

 

iMac - 技術仕様

そしてなんといっても初代iMacがこの年に発売になっています。日本では8月の終わりに発売でしたね。確か台風がきて大変だったという記憶があります。ジョブズAppleに復帰してからの初めての大きな製品だったと思います。

 

見た目も斬新でしたけど、それまでのApple製品を使っている身からするとコスパが異常に思えました。エントリー機でありながら、当時の上位機種に搭載されていたG3を搭載していたことに、スペックシートを見ながら、「嘘でしょ」と思ったものです。

 

価格は178000円です。2019年ではハイエンドのiPhoneが似たような価格帯でみんな高い高いと嘆いていますが、当時のiMacはみんな安い安いと群がって買っていたのです。G3のMacが定価で20万以下なんて頭おかしいと思いましたからね。何もかもが懐かしい。ちなみにメモリはたったの32MBでHDDは4GBというスペックでした。

 

あとiMacは接続端子を思い切ってほぼほぼUSBだけにしたのがすごかったですね。当時はまだシリアルとかパラレルとかSCSIとか、そういう端子で周辺機器を接続していた時代です。USB機器なんてほとんど出てなかったんですよね。

 

でも結果として、その後のコンピュータ周辺機器界隈はUSBの時代になったわけですから、ジョブズの勝負勘ってやつはさすがだなと思います。半透明な製品も流行りましたよね。スケルトンなデザイン。Apple的にはトランスルーセントって呼称ですけど。

 

当時のインターネット環境は、日本にはまだブロードバンドが来てなかったので、いわゆるナローバンド時代でした。56Kとかのアナログモデム(規格が2つありました)や、ISDN接続なんかを使っていたわけです。

 

パソコン雑誌にはプロバイダー広告が溢れ、繋がりやすいプロバイダーはどこかなんて特集がよく組まれていたのを思い出します。今でこそ常時接続が当たり前ですが、当時はプロバイダーの保有回線の数だけしか接続できなかったわけです。

 

テレホタイムも懐かしい。23時から翌朝8時までは繋ぎっぱなしでも電話代が定額というサービスでした。必然的にみんなそこを狙ってネットをするわけですから、23時前後は回線の取り合いでしたね。何もかもが懐かしい。

 

98年の前年、97年に日本でgeocitiesのサービスが始まります。当時はSNSという概念すらなかったですから、個人の名刺がわりになるようなものといったら、個人サイトだったんですよね。皆が自分で「ホームページ」を作ったものでした。

 

SNS時代よりも、各自がそれぞれで作り込んでいたので、今よりもパーソナライズされていて個性が際立っていたように思います。掲示板とか設置してコミュニケーションとか取ってましたよね。そんなgeocities、今年の3月でサービス終わります。知ってましたか??

 

ICQなんかも流行っていたのがこの頃でしょうか。オンラインになるとお互いにわかるのですぐチャットができるわけですが、なんか見えるとチャットしなくちゃいけないような気がしてきて、そのうち負担に思えてくるんですよね、あれって。

 

そんなわけで、まだiモードすら始まっていなかった1998年を振り返ってみました。生きてる間にあと2回くらいはベイスターズに優勝してほしいものです。

 

ただ初代iMacの頃のmacOSはひどかった