ほどほどに、ほぼほぼ

「ほどほぼ」って呼んでね。なんとか毎日更新中

オリコンの合算ランキングの初回発表を見て思ったこと

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毎日ブログを書こうと決意してから、なんだかんだで1ヶ月の間、続けることに成功した。書いても書いても明日の分を書かなければいけないので、これは思っていたよりも、なかなか大変だっていう感じの日々だった。

 

でも、もう少し続けることができれば習慣化するので楽に書けるようになるのではないかと思う。現状で精神的にきついのは、毎日書くという部分よりも、毎朝7時半アップという時間的な縛りを作ってしまったところ。その日のうちに書いて更新すればいいという逃げが打てないのが辛い。でも頑張って文字をひねり出そう。

 

さて、いつの頃からか日本国民は、その大半が「今のチャート1位の曲がわからない」みたいな状態になってしまっていると思うのだけれども、そんな状況でも日本でいちばん権威的なものがあるチャートといえば何かと問われれば、それはオリコンランキングということになるのだと思う。

 

オリコンランキングといっても、結構いろいろあって、CDランキングだけじゃなくてダウンロード配信のランキングなども実は既にやっていたりする。でもそれらをミックスして総合的に算出したランキングというのは、今までは実施してこなかった。

 

世界的に見れば音楽市場はもうストリーミングが主流となっていて、未だCDがメインの日本市場は世界的にも珍しい市場になってしまっているけれども、とりあえずランキングにはストリーミングも合算してやってみましょうかというのが、今回新たにスタートした合算ランキングとなる。

 

オリコン合算ランキングの集計方法について | ORICON NEWS

 

CDの購入、ダウンロードの購入、ストリーミングの再生などで、それぞれポイントが入って、それらを合計して合算ランキングとして発表される。配点に関しては上のリンク先をみて欲しい。

 

レギュレーション的にはCDが有利な計算方法だと思う。これは基本コンセプトが「世間の人気ランキング」じゃなくて、あくまでも「売上ランキング」みたいなビジネスよりの考え方なので、どうしても単価が安い配信系は配点が低いようだ。

 

昨日発表になった初回の12月24日付合算シングルランキングと、従来の週間シングルランキングを並べてみた。

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オリコン週間 合算シングルランキング 2018年12月10日〜2018年12月16日 | ORICON NEWS

オリコン週間 シングルランキング 2018年12月10日〜2018年12月16日 | ORICON NEWS

 

パッと見でお気づきかと思うのだが、合算ランキングもCDランキングも、ほとんど同じである。まぁ、あのレギュレーションでは基本的に同じになるしかないのだけれども。それでもちょっと違っている部分はある。

 

5位と6位が入れ替わっている。これは明らかに配信系の差である。RAISE A SUIRENはBanG Dream!というアニメコンテンツの楽曲だが、CD発売日からApple Musicでのストリーミングも行なっている。一方で、magical2はストリーミングには出していない。数字を見るとDLもほとんど稼げていない。CDに極端に偏っている。

 

そして注目すべきは合算7位に入っている米津玄師ではないか。この曲はこの週のCDランキングでは、なんと3326枚で26位なのだが、ダウンロード数がFlamingo単曲だけで35438ダウンロードもあるのだ。結果としてDLの力だけで合算7位に入っている。

 

このようにレギュレーション的には極めてCDに偏りすぎたランキングとはなっているが、場合によっては配信系のパワーでランキングに食い込んでくる可能性を感じさせてくれた初回の発表だった。

 

日本市場のCD偏重は音楽への愛というよりは、商売の方式が歪んでしまった結果だと個人的には思っている。もっと純粋に、シンプルに音楽への愛がランキングに反映される日が来ればいいなと思う。レギュレーションが急に変わることはおそらくはないと思うけれども、今後もランキングはチェックしていきたいと思う。

 

初回はストリーミングの影響はカスみたいなもんでした